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原因不明の足の痛みでランニングを諦めたくないあなたへ

原澤

更新日:1月23日




~左下腿に現れる謎の痛みの本当の原因と対策~



今回は、実業団でプレイしていたラガーマンOさん。

身体・精神の強さ故に起きた「原因不明の足の痛み」の真相とその解決策についてお話しします。


【突然現れた痛みの経緯】


この男性は、2024年9月頃から左下腿(特に腓骨筋や前脛骨筋)に耐え難い痛みを感じるようになり、走り出すと一歩目から痛みが出る状態に陥りました。


MRIやCTでは骨折や大きな損傷は見つからず、原因がわからないまま数か月間ランニングを断念。痛みが少し和らぐと走り出すものの、また痛みがぶり返すという状態を繰り返していました。


これにより、体だけでなく「一生走れないのでは?」という精神的な不安にも苦しんでいました。


【痛みの原因を解明】


この症例を詳しく分析した結果、痛みの原因は意外なところにあることが分かりました。それは、過去の怪我の影響によるランニングフォームの崩れ と 身体の使い方の癖 です。


具体的には、以下のメカニズムが影響していました:


1. 左脚接地時の腸骨(骨盤)の動きの制限

通常、左脚が地面に着いたとき、左腸骨がスムーズに前傾して身体を前に進めます。しかし、この男性の場合、その動きが制限されていました。


2. 骨盤の流れを左脚の腓骨筋で代償していた

骨盤が左に流れる動きを左脚(特に腓骨筋や前脛骨筋)が過剰に制御しようとしたため、左下腿に過度の負担がかかり、痛みが発生していました。


3. 負担の蓄積による慢性化

この状態が続いたことで、脛腓関節の動きが制限、筋肉がオーバーワークとなり、炎症が慢性化。痛みが引かない状態が続いてしまったのです。


そして、その動きのエラーの原因は、過去に繰り返した“捻挫”によるものと仮定して対処しました。

捻挫は、一定期間の安静によって痛みは引いていきますが、適切な対処を怠ると、傷んだ組織が機能低下したままになって、正常な動作ができなくなることが多いです。


Oさんはその機能低下によって、着地のたびに身体が左に傾いており、それを支えるたびにスネのに負担がかかっていたのだと思います。


【治療と再発防止のアプローチ】


当院では、このようなランニング障害を「根本から解決する治療」に力を入れています。

具体的には、以下のアプローチを行いました。


1. ランニングフォームの徹底的な分析

 患者さんに店の前をジョグしてもらって、動きを細かく観察。左足首の不安定性、左腸骨の前傾不足による着地のズレを特定しました。


2. 痛みの原因となる筋肉の緊張を緩和

 腓骨筋や前脛骨筋の過緊張を解消するため、ストレッチや筋をリリース。


3. 骨盤と股関節の動きを改善する施術

 骨盤まわりの可動域を高めるため、手技による調整を実施。股関節、骨盤周りの硬い組織のリリース、腸骨の調整、足首を安定させる為に足根骨の調整。


4. 再発防止のためのリハビリとトレーニング指導

 体幹や股関節の安定性を高めるエクササイズ、機能低下していた左足の外側の筋のアクティベートを指導し、正しいランニングフォームを習得していただきました。


【ランニング障害を放置しないために】


今回のケースのように、ランニング中に現れる原因不明の痛みは、フォームの崩れ体の使い方の癖が原因となっていることが多いです。

また、過去の怪我への適切な処置を怠った事による機能不全が原因と思われる事も多いです。

この状態で痛みを抱えながら走り続けると、さらに症状が悪化し、長期間のランニング断念を余儀なくされることも…。


「なんとなく我慢して走る」で良くなればOKですが、痛みが長引く場合はぜひ専門家に相談してください!


【当院ではこんな方をサポートしています】


• ランニング中の痛みが長引いている方


• 他の医療機関で「異常なし」と言われたけれど痛みが引かない方


• フォームを見直し、再発を防ぎたい方



走ることを諦めたくないランナーの味方 です。

お一人おひとりの症状に寄り添い、痛みの根本原因を解消する治療をご提供します。



【まずはお気軽にご相談ください】


痛みやフォームに不安を感じる方は、ぜひ一度当院にお越しください。

専門家の視点から、あなたの「走り」をサポートいたます!



ランニングを心から楽しむために、今できる一歩を踏み出しましょう!

 
 
 

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