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シンスプリントとか脛骨疲労性骨膜炎とか

原澤

更新日:2024年12月17日

『シンスプリントとはスポーツ障害の1つで、ランニングやジャンプなどの運動によって足の すねの内側にある脛骨けいこつに痛みが生じる状態を指します。過労性脛部痛、脛骨疲 労性骨膜炎、脛骨過労性骨膜炎と呼ばれることもあります。』 MedicalNote引用


       


原因としては、


オーバーユース(走り過ぎとか)

サーフェスの状態(固い路面とか)

合わないシューズ(サイズとかクッションとか)

足のアライメント異常(扁平足とか)

筋バランス(ふくらはぎの硬さとか)


が良くあげられます。


①②③に関しては、環境や道具などご自身でコントロールできる事はずですが(何故か練 習量はコントロールできない方が多いですね…)、④⑤に関しては少し対処が複雑になっ てきます。


〜〜〜〜〜〜

原因が単純な筋肉の硬さであればストレッチ、足のアライメントの異常であればインソール などで改善されるはずですよね?


当院は宣伝が足りないのか、痛みが出てすぐにお越しになる方がほとんどいらっしゃらな いので、皆さん上記の対処法は十分に経験されています。

それで改善された方はそこが原因だったのですが、それでも良くならずに

私、思うんです!


筋肉のアンバランスも扁平足もオートマチックになっているモノではなく、そうなる必要が あっての事だと!


筋肉の硬さは、神経伝達や栄養状態やホルモンの影響、本来の仕事以外の働きを課せら れた結果などに身体が勝手に対処してバランスを取ってくれている。 扁平足に関しても、その形じゃないと全身のバランスが取れない状態をカバーしてくれてい る!


痛いところ硬いところに直接アプローチしても改善しないのは、そうなった原因が別にある。


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写真の男性、練習を積むと右のスネに痛みが出て、休むと治ってを数年繰り返してきて、 改善方法を探しに来てくださいました。


1回目の施術では、歩行でも違和感があったので患部をメインに施術。

2回目以降は、日常動作での痛み違和感はなく、一定距離以上のランニングで痛みが出る との事で、右足の患部に影響が出そうな動作を探して調整と動作改善のエクササイズ。


右足首の安定性にも少々の不安はありますが、良く動作を観察すると、骨盤帯 の左右差の影響で左脚の蹴り出しの方向が真っ直ぐでは無いために右スネに負担がかかる角度で接地してました。

お話を伺うと、過去に左足首の捻挫があるとの事…

これは推測ですが、もしかしたら、そこから徐々に右足に負担がかかっていたのかも知れま せんね。


左の写真は施術前、右が施術後です。


右足に問題をおかかえですが、主に左の股関節と左足指の調整とエクササイズ。


写真では 一見すると、左の方が良さそうですが、重心の位置で考えると右の方が足首への負担は 少ないです。 (ランニンングは片足立ちの連続なので、出来るだけ足の真上に重心がある方が安定する のですが、左の写真では重心が左寄りなので、一歩ずつ身体が左に倒れる力を右足で支える負荷がかかり続けます。)


この男性、勘の良い方なので動作の改善は早いのですが、競技時間が長い種目なので、今後はその 動作を長時間支える強さが必要になってきます。 (進捗状況により施術の目的が変わるので、当然ですがトレーニングの種目や考え方も変わっていきます!)


繰り返す痛みや不調は、その都度患部の組織に負担をかけて組織の変性につながり、時間と共に重症化する事も多々あります。


早めに根本原因への対処が、一生ストレスなく好きなスポーツを続けていく手助けになります!



あと!

ウルトラランナーさんはストイックな方が多く、痛みも練習の一貫になっている方が多いのも障害が長引く原因の一つと思われます…

障害を避けるために、ご自身に合った負荷でのトレーニンングをお勧めします。


修業とスポーツって紙一重ですが、そもそもの目的が全然違いますしね…

 
 
 

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