
”はい、必要な痛みというのは存在します。痛みは、体が何か問題を抱えていることを知らせる重要な信号です。”
☝AIさん、的確です。w
では、なぜ彼に膝の痛みが必要だったのか?
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写真の男性、左膝の外側の痛みと違和感でご来院。
登りは問題ないけど、ランニング時の平地と下りで症状がでるとのこと。
写真左が施術前、右が施術後です。
この時の施術は右の足部だけでした。
左膝が痛いのに、なぜ右足の施術なのか?
写真左の階段を降りる時に、左足首の動きに、ご本人と私は違和感を感じました。
その原因が、右足の動きではないかと推測して、右足を細かくチェックしたところ、内側アーチの機能不全がありました。
左脚を下すとき(階段を下りながら右脚一本で身体を支えるとき)に、右足が内側に倒れてしまうので、微妙に左にサイドステップしてしまう。
→左に重心が偏る
→(転ばないように)それを左膝で制御する
→登りに比べて、下りや平地は着地の衝撃が大きい
→歩くよりも走るほうが負荷が大きく、距離や時間が長くなればもっと大きくなる
右足をかばうために、左足の負担が大きくなった結果なんですね。
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実際にはもう少し複雑ですが、どこかのエラーをかばうために、どこかに負担がかかる。
重症化しないために必要な痛み!
でも、その痛みを放置すると、組織の変性が起こってその部分が壊れてしまうリスクが…
一過性の痛みで数日の安静で良くなったり、湿布などによって一回きりの痛みで改善ならそれでOKですが、痛みを繰り返したり、痛みが弱くなってもずっと続くなら、その分だけそこに負担がかかり続けて、組織の変性は進むことが考えられますね。
痛みは何かのシグナルとして必要なんですね!
痛み止めも有効ですが、シグナルだけに対応していると組織の損傷は進むかも知れません…
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