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  • 原澤

痛みですか? じゃ“グーチョキパー”をしてみよう!

更新日:2022年1月28日

第1回目のブログで、人間は絶えず揺れ続けているのに、意識せずにバランスをとっている!と書きました。

瞬間的に変化する環境をキャッチして、筋肉などに指令を出してバランスとって、また変化に対応する……を、365日、生きている間じゅう繰り返してる、しかも、無意識のうちに……そんな健気な体を酷使し続け、ケアを怠っていたら、そりゃ〜不具合って形で反撃されるのも 仕方のないですね……w 今回はその健気な身体の努力に報いてあげるために、私たちが意識してあげるべき事柄について書きたいと思います。


バランスを支えるのは“感覚”


さて、第1回のブログで話したことに戻りましょう、私たちの身体は、常に揺れながらをバランスを取り続けているということをお話ししてきました。そのバランスをとる、を正常に機能するためにために必要なのが……


環境の変化をキャッチする“感覚“なのです! なかでも、姿勢のコントロールに大事なのが


・視覚(目からの情報:脳の情報の80%は視覚からと言われています)

・前庭覚 (三半規管:頭の傾きをキャッチ)

・体性感覚 (「いてっ!」とかの皮膚感覚や、筋肉とか腱がテンションを感じ自身をコントロールする深部感覚)


などです。


なかでも立位でのバランスには足の皮膚感覚と深部感覚が重要になってきます。

今回は足のグーチョキパーなので、深部感覚についてのお話。

筋肉にはいくつかの分類がありますが、グローバル筋とローカル筋と分けて考えてみます。グローバル筋は、関節をまたいでダイナミックな運動をする比較的大きな筋肉です。ローカル筋は関節をまたがない比較的小さな筋肉で、その中には深部感覚のセンサー(固有受容器)が多いと言われています。足裏や骨と骨のあいだのローカル筋にはこのセンサーが多くあり、この筋の伸縮で活性化するとバランス能力がアップします。

しかし、靴の中でそのローカル筋がつぶされ続けたり、捻挫などで筋や腱が傷ついことでセンサーが働かなくなっていることが多いです。筋・腱は伸び縮みしてバランスを検知しているので、筋肉が縮んで固まったままであったり、伸び切ったままの状態だとセンサーとして働けないのです。当院に膝や腰の障害で来院される方々、この事に気づいていない方が大半です。足のグーチョキパーがしっかりできない人が、それにあたります。あなたはできますか?


ローカル筋を大事にしてあげよう


バランスをコントロールするためには、足のローカル筋がしっかりと働けるようにしておく事が重要です。グーチョキパーがしっかり出来ない、外反母趾、扁平足、浮き指などがある方は、ジョギングやスクワットも重要ですが、それよりも日常的に足の状態をチェックして、自分の意志で足指が動かせるようにしておいたほうがバランスを取れるようになり、怪我の予防につながります。最近、来院された元ビーチバレーボ―ル選手、右股関節の痛みと引っかかりを訴えられていました。そこで右足の小指がしっかり開けるようになるよう治療とトレーニングを行い、小指が開けるようになったら症状がなくなりました。砂の上、裸足で行なうビーチバレーなら、足の感覚は研ぎ澄まされそうですよね。しかし、その方は過去の捻挫の治療や、その後のリハビリが十分ではなかったのでセンサーの一部の働きが悪くなっていました……。


膝や腰などの同じ場所に痛みが頻発する・長期に続くという人は、足指でのグーチョキパーや、目を閉じての片足立ち、片足でのつま先立ちが安定して行なえるかを試し、足の機能をチェックもするのも良いと思います。もしできなかったら、タオルギャザーやショートフットなどの足のエクササイズを行ない刺激してみてください。それでもグーチョキパー出来ない方はやり方の問題か、その前にやる事ある人なので、ご予約お待ちしていますよ!w


SNSをチェックするのと同じくらい、自分の足も丹念に注目してケアしてあげれば、日常生活や趣味がもっと楽しくなると思います。




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