バランスが大事

サイトを開設してから、ながらく放置してしまったブログですが、ようやくまとまった文章で発信する余裕が出てきました。気まぐれ的にではありますが、今後はブログを通して当院に通って下さっている方(また未体験でも身体に関心をもっている方)とコミュニケーションが深めていければと思っています。

さて初投稿にあたり、日々の治療のなかで、自分が最も大切に考えていること、「バランスの重要性」について書いていきます。

留まることのない身体


自分は元々、国家資格である「鍼灸あんま指圧マッサージ師」として活動しており、東洋医学の考え方がベースとなっています。 東洋医学のなかで中心的な思考となるのが「陰陽論」です。陰陽とは、ひらたく言うと「明るさ」があることで「暗さ」は生ずる。つまり「あそこが明るいから、こっちの方が暗い」という相対的な話です。陰陽論でバランスのとれた真ん中のところを「中庸(ちゅうよう)」 といいますが、「明るさ」と「暗さ」の関係性が無限にある中で、「中庸」がどの 程度かも無限にあり得る訳で、つまり、中庸は絶対値ではなく相対的なものです。自然界において陰陽は常に動いています。例えば、晴れた日に木々に囲まれた森の中を歩く場面をイメージ してください。頭上の木の枝の疎密によって、歩いているあなたの周辺で暗さと明るさが常に変化しますよね? その中で「中くらいのいい感じの明るさ」も常に変化する。 またその時の雲や気分によっても主観的な「中庸」は常に移動します。


つまり、「バランスの良い状態」とは「変化する中庸に合わせられるよう、環境に合わせて流れるようにしなやかに動き続けられる状態」であると言ってもいいでしょう。


この「バランスのとれた良い状態」を「姿勢」にフォーカスして考えてみましょう。良い姿勢とは「重力に対して体が無理なく抗える、重心がベスポジにある体勢」です。「良い姿勢」とは人が動けば絶えず変化すると言えるし、 ただ直立で静止しているだけの時も、実は身体は絶えず揺れていて、無意識かつ反射的に人は姿勢を立て直しています (人間って凄い!) 。 地球は時速1700kmで回転している(赤道上では)らしいので、そもそも動かないのは不可能なのかもしれません。


不具合は本来の構造に破綻がきたした時におこる


我々の身体は、約350万年かけて二足で、重力に無理なく抗えるように進化してきました。つまり、本来「良い姿勢」とは最低限の筋力と骨および関節の構造だけで成立するわけです。「良い姿勢」であれば、筋力に頼らないので筋疲労も少なく、筋の偏った使い方もないのでコリ等も少ないはずです (ちなみに、軍隊式の気をつけの姿勢は、無理に筋肉を緊張させて気持ちを引き締めるような意味合いがあると聞いたので、上記の良い姿勢ではないですね) 。


偏っている姿勢でも「真ん中に戻りたい!」という時に、戻れる関節の可動性、筋力そして認識があれば問題ないと思います。 電車の中で、脚を投げ出して浅く座席に腰掛けている人をよく見かけます。一般的には「悪い姿勢」ですが、その姿勢も椅子に座る上ではバランスが取れていると言えます(実際、疲労回復には少し猫背の方が、効率が良いとのデータもあります)。ただ、その背骨や骨盤の形を維持したまま、“座る以外の動作”を続けていれば、腰や膝や首等に障害が出てくるリスクは大きいです。丸い背中のまま上を向けば首を痛めやすいし、バンザイすれば肩を痛めやすい等々……。浅く座っていても良いです。ただ、姿勢の変化でその状態で重力に抗える背骨や骨盤の位置へと変化できる柔軟性や筋力、反射の力があれば問題はないですが、そうでない場合は不具合が起きる。


往々にして問題が起きるのは、偏った姿勢の維持でどこかしら組織に持続的にストレスがかかり続け、あなた自身がもっている本来の構造が破綻する時です。


で、ここからが、多くの人に言えることなのですが、「慢性的に痛い」部分を抱えている人の多くは、偏った姿勢を続ける事で脳がその状態をデフォルトと認識しており、そこで問題が生じているのです。施術の際にベッドに寝ていただくと、すごく偏ったままの姿勢で寝る方がいる。そういう人を無理のない姿勢に誘導すると、ご本人は「すごく曲がってる感じ」とおっしゃる事が多いです。 その「偏っている姿勢」のまま活動していることをご本人が認識できないので、自身では修正不可能です。その結果、骨や関節の変性や、過用による筋の変性を起こしてしまっています。偏った姿勢を維持する事で、どこかしらの組織に持続的にストレスがかかり続け、あなた自身がもっている本来の構造が破綻することがさまざまな障害につなってしまうのです。


まとまりないですが……書き始めると、伝えたい事がドンドン浮かんで来ますねw。


あっ 上の電車の姿勢ですが、長時間続けると背骨支える筋が働かなくなるので、確実に腰痛がでますのでご注意を!

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